クリオネの生態について
全体が半透明で、中央に見える紅い部分は内臓器官。頭に見える部分は『口』の役割を果たし、捕食の際にはこの部分が割れ、中から触手が伸び、獲物を押さえつけて食べてしまいます。その捕食の際の獰猛さは、クリオネの天使のようなイメージと大きなギャップがあります。
視覚は無く、頭(に見える部分)についている触角がセンサーになるらしく、捕食の際には視覚でなく嗅覚で獲物を感知するらしいです。
羽に見える部分は『翼足』といい、一秒間に約2回前後する事で水中を浮遊します。翼足の動きを止めると頭から沈みます。普段は浮遊していますが、たまに底に沈みじっとしている事もあります。
エラは無く、呼吸は体表面から水中の酸素を取り入れています。餌を食べなくても毎日粘着性の分泌物を排泄します。(観察の限りでは背中にある肛門から)
クリオネは両性類なのでオスメスの区別がありません。2匹中どちらかがオスメス一方の役割を果たし、メスになった側の胎内に卵ができ、約4時間で生殖孔から卵を海中に放出します。一度に産まれる卵は100個から2000個。3〜4日で卵からふ化してから『ヴェリジャー期幼生』になり、その2週間後に殻を捨て、『多輪型幼生』を経て約半年で『成体』になります。